ここでは、花屋に就職したい方、または花屋に転職したい方が知って身に付けておいた方がよい事を紹介していきます。
これらを習得しておくと、面接時や採用されて勤務するにあたって、会社から非常に重宝される様になると思います。
知識も大切ですが、作業の手早さも重要になります。
花屋で重宝される人員のスキルとして、器用さ手早さが割と重視されます。
いくら商品の一つ一つのクオリティが高くても、作り終えるまでに時間が掛かり過ぎるのであれば、掛かった時間分経費が掛かるので作品からの利益が減っていきます。
その時間分を「制作費や技術料」としてしっかりと乗せた金額でお客様に提示しても十分に喜ばれるほどのクオリティであれば問題ありませんが。
器用さは比較的持って生まれた能力の部分もあるので、いくら訓練をしても限界があるのは仕方ありません。
これは絵画や文字の上手さ、足の速さなどに近いものがあって、訓練によって多少は成長できても、生まれつき模写能力が高い、足が速いといった人にはどうしても分が悪くなります。
色彩感覚も求められます。
花という、もう既にそれだけで完成されている物を無理に組み合わせるのですから、色彩感覚も必要になってきます。
例えば「紫と黄色で構成されたパンジー」などをイメージして貰えれば良いですが、花そのものが、もう既に神が作り出した天然の完璧な配色で完成されている訳です。
それを組み合わせる事によって下手もすると「改悪」させてしまうのが花屋の仕事です。
作品、商品の中には成功する物があって「改善」とまでは行かなくても、悪くはないな…という商品が生まれます。
その成功例の確率を高めるのが制作技術であり、色彩感覚になります。
接客・コミュニケーション
- ヒアリング
「可愛らしく」「明るく」「華やかに」「元気が出る感じ」の様なな曖昧な要望を短時間で形に加工する力。 - 提案
予算・シーンに合わせた花の組み合わせ提案し、短時間で納得できるものを制作できる力。 - 接客マナー
「贈答用」だったり「亡くなった方」や「亡くなったペット」などへ贈る商品も多いので、言葉遣いや言い回し、気配りが重要になる。
あまり特殊な物でない場合であれば、花の名前、旬、扱い方、日持ち管理、水揚げ方法などを的確に答えられる準備をしておく事で、お客さんがプロと認めてくれやすくなります。
それによって制作した物に対してのクレームも少なくなります。
パソコンのスキル。
今時、花に付けるカードや名札を手書きしているところは殆ど無くなりました。
名札やメッセージカードは印刷して付けるのが当たり前の時代です。
それでは、そのカードを印刷するには?
そうです、当然の事ながらパソコンを使って作成します。
「名刺大」のカードから「ハガキ大」、スタンド花用などになれば「60㎝クラス」の名札まで印刷しなければなりません。
当然、多種多用なカードに対応できる様にパソコンを事前にセッティングしておく必要がありますし、何かのトラブルで印刷ができなくなった場合、咄嗟に別のパソコンを使ったり、修復作業を咄嗟にやる必要性も出てきます。
数時間後に控えたお通夜に納品する生花に付ける名札が印刷できない…などとなったら大問題です。
近くの花屋や葬儀屋さんにお願いして作ってもらえるくらいの関係性があれば良いですが、地域にあまり他のショップが無かったりする場合、自分一人で何とかしなければなりません。
特にパソコンそのものというより、ソフト内の設定がおかしくなった場合、特に用紙の設定などは非常に面倒で、最初から自分でやった人以外は、短時間で修復させるのはほぼ不可能となってしまいます。
パソコンに精通している人であれば問題なく直せますが、少し使える程度ではお手上げです。
少なくともパソコンは予備として2台用意しておき、どちらのパソコンからでも印刷ができる状態にしておく必要があります。
その他にも注文の受発注だったり、商品写真をメールに添付して送る事を要求されたり、事前の見積りをメールでやり取りしたりと、今では当たり前の様にそれくらいの知識は求められます。
こうしてみると、花束やアレンジメントを作る技術だけではなく、その他のちょっとした事に関しても様々な技術を要求される事になります。
これがスタッフとして働いているのならば、得手不得手で店内で得意なスタッフが代わりにやってくれるのでしょうが、独立して起業した場合、全てにおいて自分で対応する能力が要求されます。
もしパソコントラブルで間に合わず名札を付けられなかった…なんて事になれば、下手もすると代金の支払いを拒否されるだけでなく、損害賠償を求められるケースすら可能性としてありますので注意が必要です。
またパソコンでは作れない「旧字体」や特殊な屋号などを求められるケースもあります。
そんな場合も事前にプリントソフトで組み合わせを作る練習をしておく事をお勧めします。


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