PR

【シェイキング】ワーミングテクニック。小刻みに震わせて誘う。

バスフィッシング
記事内に広告が含まれています。

タフな条件下で使う事が多いテクニックがシェイキングです。

ボトムバンピングをさらに細かくして、ほぼ移動しない程度に動きを加えていくテクニックがシェイキングです。

ワタクシが一番使う時期は?と言うと、アフタースポーニング時期のハイプレッシャー時(トーナメント等)が多かったですね。
ベイトタックルでも可能ですが、やはり一番威力を発揮するのはライトリグを使ったシェイキングで、リグはドロップショットリグ(=ダウンショット・常吉リグ)の使用率が高くなります。

モーニングバイトが終わって、日が高くなってくる時間帯。
大体、10時頃からは最もバイトを得るのが難しい時間帯です。
その状況下では、完全にリアクションバイト狙いか、ノンプレッシャーのカバーの奥の奥、それ以外のカバーに着き切れていないニュートラルな状態の個体を狙っていく事になります。

リアクションバイト狙い、ハイプレッシャー時にリアクションバイトを誘発させるにはクランクベイトが効果的だったりするのですが、どうしても当て物的でギャンブル性が高くなる上、良いエリアには船団が出来上がるのでクランクベイトを線で通すポジショニングが不可能になったりします。
何とかクランクベイトを引ける状況の場合、通常はモデルAをメインに使っていましたが、こういったハイプレッシャー時には、何故かメガバスの「ディープX100」がやたらと効く事が多かったですね。
理由はいまだに謎なのですが。

次にカバーの奥を狙う戦術もありますが、ピッチングで入れられる様なスポットは既に撃ち尽くされているので、ウェッピング(カバーの上からルアーを落とす)くらいの思い切りが必要になり、それ相応のタックルを準備しておく必要性が出てきます。
ただ、手付かずのスポットを攻めると、バスもノンプレッシャーの状態なので、上手くピンスポットを見つけられれば、高確率でバスをキャッチする事が可能になります。

後はシャローフラットやブレイク付近にニュートラルな状態でいる個体を狙う事になります。
ブレイクにある変化の部分、岩や凹みのハードボトムをズル引きで探って見つけたら、ここにいると決め打ちして「シェイキング」をしていきます。

トーナメント時などでは、移動もままならない事が多いので、ある意味シェイキングをやり続け易い環境下とも言えます。
普段のプライベート釣行では自由に移動が可能な為、そこまで一つのエリアに執着できない事が多く、ある意味動けない事で強制的に1スポットでの丁寧な攻めが続ける事ができたりします。

そのシェイキングする時間ですが、通常の倍以上、いや数倍の時間シェイキング&ポーズを繰り返します。
時折、少しだけシェイキング幅やリズムを変化させたりもしますが、基本的にはひたすらシェイキング。
もうここには居ないんじゃないか?と思っても、そこからさらに30秒以上シェイキングくらいの根気が必要です。(特にアフタースポーニング時期は)

通常のプライベートでのアフタースポーン時期の釣行では、ラン&ガンすればスポーニングから回復した痩せっぽちバスがボチボチ釣れたりするので、なかなかこういったジットリとした攻めをする機会は少ないかとは思いますが、究極のハイプレッシャー時は、しつこいくらいのシェイキングが基本になります。
これはやはり、他に移動できない状況下で仕方なく…という理由でも良いので、一度経験しておかないと、なかなか自信を持ってやり続けられるものではありません。

いい加減、もう流石にここにはバスは居ない…とスポットを変えようと思った頃に、スーッとゆっくりとラインが横に移動し始めてバイトという感じになります。
明らかにエサとして食べている訳ではなく、あまりのしつこさに焦れて咥えたか、縄張りから排除しようとしたか…みたいなバイトが多いです。

シェイキングに適したタックル。

基本的にはスピニングタックルを使ったライトリグの方が相性が良くなります。
リールも下にぶら下がっているので、その重さを利用してカウンターバランスでティップをコントロールしやすくなるからです。

テーパーはファーストテーパーで、オープンウォーターであればラインは4ポンドのフロロカーボンラインで大丈夫な事が多いです。
プライベートであれば5ポンド以上を使った方が安心感は増しますが、ラインが太くなると特にフロロカーボンはトラブルが増える事、また、ハイプレッシャー時になると明らかにバイト数が変わってきます。

移動させないでシェイキングさせる為の軽い根掛かり状態を作る

シンカーが下にあるドロップショットリグなどで特に有効になるのが、シンカーを少しだけボトムに引っ掛ける事で、ルアーをスポットから移動させずにできるシェイキングです。
ズル引きでハードボトムを探して軽く引っ掛けてシェイキング。
ある程度誘って食って来なかったら、軽い根掛かりを外してまたズル引いて次のスポットを探すの繰り返しで誘っていきます。
つまりプレッシャーの掛かり具合による移動距離の違いという事で、「細かいボトムバンピング≒シェイキング」という感じです。
シンカーが下にある事で、ハードボトムを感知するセンサーの役目も果たしながら誘えるので一石二鳥になります。

誘い方は、軽く根掛かりさせたらひたすらラインスラッグを張って緩めての繰り返しです。
最も細かく誘うには、前腕の筋肉を痙攣させる様に使って振動させる感じになります。

ボトムバンピングと同じように、バイトはリズムで取るのと、ラインの移動(動き)で取るのが基本になります。
自分が能動的に起こしている振動のリズムと違うリズムが入ってきたら、一瞬聞き合わせをして、そこから「クンッ、クンッ」「ココン」「トン」の様な感触、またはラインが前後左右に移動するなどの反応が出たらスイープ気味にフッキングします。

多用するリグは

最も使用頻度が高かったのはドロップショットリグ、後はウィードエリアでのジグヘッドリグの、ほぼ、この2つだけと言って良いほどでした。
後はラバージグくらいです。
テキサスリグでもスパイス的には使いますが、メインとしてはあまり使いませんでした。

スプリットショットリグやキャロライナリグの様に間にシンカーが入っているリグは、シェイキングの動きがルアーまで伝わりませんし、テキサスリグもペグ止めしてシンカーと一体になっている状態か、ねじ込み式のフロリダリグであれば、カバーの中から出ない様にシェイキングして使いましたが、通常のテキサスリグだとシンカーが離れるので、やはりスプリットショットなどと一緒で効果が薄い気がしました。

ウィードエリアでのジグヘッドリグは、ウイードに軽く引っ掛けてシェイキング。
引っ掛かりが外れた瞬間の「プルッ」という動きにバイトしてくるケースが多かったですね。
ただ、関西、関東と違って、東北ではなかなかオオカナダモの様な引っ掛けて外せるウィードが少ないので、使える環境は少なかったですが。

そうなると必然的にドロップショットリグで、シャローフラットのハードボトムエリアか、ブレイクライン、またはラバージグやフロリダリグでカバーの中の様な場所での使用になります。

シェイキングのまとめとして

シェイキングは、釣りが始まっていきなり最初から使う事は少ないですが、タフな時期や移動が制限されている場合などでじっくりと攻める為のテクニックとなります。

シェイキングは基本的に点の釣りになってしまうため、ズル引きとミックスする事で多少は広く探る事ができます。
さらに、小さなリアクションバイトを誘発させる事が可能で、ドロップショットでの軽い根掛かりが外れた瞬間、ジグヘッドリグでのウィードから外れた瞬間、一度シェイキングを止めた後の動き出しの瞬間など、バイトの出るタイミングを能動的に作り出す事も可能になります。

寒い時期やアフタースポーニングの時期などで最も威力を発揮するテクニックですが、探れるエリアが限定される為、先ずは釣るエリア、さらにその中のスポットを選定する目が重要になってくるとも言えます。

最も多用するワームはストレート系で、使用率は90%以上になるのではないでしょうか?
それから当時の個人的なシークレットとしては、ベイトタックルでのドロップショットリグで、使用するワームはパドルテールグラブというのがありました。
使用していたパドルテールは、メガバスのディープカップビーバーとカリフォルニアワーム。
これはライトリグに劣らず釣れましたね!
ヘビータックルと相まって、カバーの入り口でも使えるというメリットもありましたから。

タイトルとURLをコピーしました