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酒を飲まない生活(断酒・禁酒・ソバーキュリアス)。その効果とメリット・デメリットは。

減酒・断酒
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トップレベルと言われた酒豪キャラですが、ダイエットの為に酒を控える事に。

思い立ったら吉日ってな事で、できるだけ酒を飲まない生活をする事にしました。
ま、以前にも半年ほど断酒をした事があったのですが、その時の記憶によれば禁煙した時ほど辛くはなかったというイメージです。
でも、こればかりは個人差がありますので何とも言えませんが、人によっては酒の方が辛いという声もありますね。

先ずはワタクシの飲酒ポテンシャルから書いていきましょう。

元々、あまり飲めない人が断酒をしたとしても、それっていつでも止められる酒が得意ではない人が止めただけって事でしょ?ってな事で、面白くも、珍しくもないって事になってしまいますので、先ずは人並み以上に飲んでいたという事を紹介しておこうと思います。

これまで主に好んで飲んでいたのはビール、ウイスキー、ジン、日本酒、焼酎、時々ワインという感じでしょうか?
結局、好みはありますが酒であれば何でも飲んでいたって事ですね(笑)
飲む量はと言いますと、

<ビール>
さすがに年を取ってきてからは量が落ちたとは言え、ビールなら何リットルでも果てしなく飲める感じでした。飲んでる先からバンバン排出が始まるので頻繁にトイレに行くという感じです。

<ウイスキー>
普段の宅飲みでもセーブして飲みながら、2~3日で1本無くなるペース。
炭酸が好きなので常用のウイスキーではハイボールがメインです。
好きな銘柄は水割りで。
ウイスキーは気合いを入れれば今でも700mlを1本は空けられます。

<ジン>
ジンも非常に好きな酒だったので、量や飲み方などはほぼウイスキーと一緒です。

<日本酒>
他に比べればそこまで普段飲みはしてませんが、5合は余裕です。
翌日、何も用事が無いという条件下で、純米酒限定ならば1升は飲めると思います。
純米酒じゃなくても飲めそうですが、さすがに翌日が怖いです。

<ワイン>
ワインもそれほど普段から飲む訳でもなく、銘柄とかも全然分からないですが、体質に合っているのか飲んでいる時のアルコールの回りが早い割に翌日は楽な事が多かったです。
飲酒歴の後半から飲むことが多くなってきたのがワインでした。

<焼酎>
決して嫌いではないのですが、ガツンと訴えかけてくるものが少なく感じ、あまり積極的に飲む酒ではありませんでした。
しかし、歳を取ってからは炭酸割りで飲む機会が増えましたね。
軽い感じなので、焼酎も結構量は飲めてしまいます。

そんな訳で、普段からそれだけの量を飲んでいたワタクシなのですが、それほど気合いを入れる感じでもなく何となく断酒生活がスタートしました。

早速の断酒初日。
夕飯を食べ、風呂に入り、何事もなく寝る準備に入ったものの、どうしても(このまま寝るの?)という雰囲気があるのは否めません。
今までは散々飲んで、ポワポワした状態で眠りに入るのが普通でしたから。
Youtube見たり、本を読んだりして時間を潰しているうちに、そのまま睡眠に入りました。

翌朝の目覚めは

過去の経験から、酒が完全に体から抜け切れば朝の目覚めはすこぶる良いのですが、まだ体なのか脳なのか分かりませんが酒の覚醒感が残っているので、いつも通りのままの目覚めです。
確かに実際に酒を飲んでいる訳じゃないので体は軽いのですが、以前の半年の断酒時の記憶に比べればまだまだ寝起きが良いとは言えません。

そんな訳で1日では、まだそこまで明確な断酒のメリットを感じれるほどではないというのが正直な感想でしょうか。
結構がんばっている割に、まだそこまでの効果が感じられない時期は1週間くらいまで。
結構がんばっているというよりも、もしかすると一番頑張らなければならない時期が最初の1週間です。
なので、案外このあたりで1回目の挫折がくる可能性が非常に高いと思います。
まだメリットを何一つ感じないのに、楽しみだけが一つ減ってしまった様な気がするからですね。
我慢と効果がイーブンな気が全くしないという。

そんな訳で、ダイエットの為にもできるだけ酒を飲まずに生活していこうと思っています。
ってな訳で、自らの意思で酒を飲まないソバーキュリアス生活初日でした。

まあ半年レベルの断酒は過去に何度もしているので慣れたものです。

これまでも、時々酒を休もうと思っては数日から数週間くらい断酒する事がありました。
その際にいつも飲んでいるのが炭酸水です。
炭酸水自体が好きな事に加えて、のど越しもスッキリしているので重宝します。

今回も代替品として、いつもの断酒時の相棒「炭酸水+レモン果汁(ポッカかサンキスト)」で食事中も風呂上りも済ませました。

炭酸水自体が好きな事もあって十分に飲んだ気分が味わえました。
食事中と風呂上りで1リットル近く飲んでしまいました(笑)
さらにその後にブログを書くこともできましたし、これは結構良い流れです。

確かに酒を飲む以外に明確な趣味を持たない人は時間を持て余してしまうかもしれません。
自分は幸い、ブログや楽器、ゴルフなど割と多趣味なので、単純に時間が生まれるのはそれらの事を充実させられるので嬉しい限りでもあります。

まあ毎度の事ながら、最初のうちは寝つきは良くはないですね。

毎回思いますが、最初の1週間くらいは直ぐに寝付けないって事がよくあります。
今までは酒の酔いと、飲んだ疲労で直ぐに寝る事ができてましたが、それが無くなるので思いっきりシラフのまま眠りにつく事になります。
これが思いの外、なかなか寝れないものなのです。

まあ仮にそれで少し寝る時間が遅くなっても寝てしまえば朝まで熟睡するので疲労や寝不足が残るって感じでもないのですが。
ただ、断酒しても最初の一週間くらいでは、肝臓もまだ疲弊した状態なので、酒を飲んで寝た時に比べれば全然楽ではあるものの、翌朝の爽快感はまだそこまでありません。
でもそれを続けていくうちに、起きた瞬間に「寝たな~!」って感じの目覚めになってきます。
2週間くらい経過した辺りからでしょうか?
そこまで到達した時の、あの体の軽さと起きた瞬間からのハイテンションが何より気持ちが良いものなのです。

断酒時と飲酒時の睡眠に関しての違いは?というと。

  • 慣れるまで寝つきが良くない。
  • 寝てしまえば朝まで一度も起きる事がなく寝続けられる。
  • 水分も摂りすぎていないので、夜中にトイレにも起きない。
  • 夢を見る事が増える。
  • 朝起きた時に子供の頃の様な眠気がある。
  • 起きた瞬間からフルパワーで動ける。

断酒時に一番困る事は、飲みに誘われた時の断り方が難しくなる事ですね。
まあ自分の場合は「定期的に酒抜きする期間がある」を公言しているので、ああ、また始めたのね!くらいで済みますが(笑)

酒は確かに美味しいですが、その美味しさは美味しい食事を食べた時に感じる美味しさともまた違ったものです。
20年前に辞めたタバコも、決して舌の味覚(味蕾)を経由したリアルな美味しさではなく、脳が薬物にダイレクトに反応する様な美味しさって感じです。
ニコチンとアルコールの違いはありますが、それに近いものがありますね。

本当に美味しいと感じるのは当然食事の方になります。
まあ食事(食餌)は本能ですからね。

断酒して1週間が経過

断酒して1週間も過ぎてくると、酒を飲みたいという感情は早くも薄れてきます。
最初はかなり悪かった寝つきも、自然に眠くなって寝れる様になってきます。
その代わりに夕方あたりから猛烈な眠気が襲ってくるようになります。
これは前回の断酒の時にもあった現象です。

俗に言われる「好天反応」というやつです。

夕方、夕食後、風呂の中。
このあたりの耐えきれない眠気が凄くて、折角酒を飲まない事によって生み出された時間が睡眠に使われてしまう状態です。
その時間帯で結構しっかりと寝たにも関わらず、夜もしっかり寝れるという感じで、合計で12時間くらい寝てしまっている感じです。

肝臓が復活する時に大量の血液が流れるためとか色々と言われてますが、明確な理由は分からずとも、長年の飲酒によるダメージが体に蓄積していたんだろうな…という事は容易に想像できます。
う~ん、恐るべきアルコール。

この期間は夜に何もできなくなるので、早くこの期間が通過する事を毎回願っています(笑)

自分的には禁煙より禁酒の方が楽な気がします。

人によってはタバコよりも酒の方がやめられないというケースも多いみたいです。
しかし、自分にとっては禁煙した時よりも断酒の方がかなり楽な感じがします。
まあ、タバコをやめたのはもう15年以上前の事で、当時はいつでもどこでもタバコが吸える環境下だったのも、タバコの方がやめるのが難しかった原因の一つだと思っています。

基本的に夜しか飲まない酒に対して、一日中いつでも吸えるタバコ。
その分、習慣としてセットになっているものも多く、車に乗ったタイミング、コーヒー飲んだタイミング、仕事が一段落したタイミング、それに食後などです。
その中でも最強のセットが「酒」との組み合わせです。
シラフであれば数時間で2箱など、とても吸えないタバコですが、飲み会の時は多めに買っていったタバコが数時間で無くなったりしてました。
もう翌日の気持ち悪さは酒が原因なのか、タバコが原因なのか分からないくらいです。

なので、タバコに関しましては、忘年会シーズンや新年会シーズン、総会時期や盆やゴールデンウイークなど飲み会が必ずセットとしてある時期には非常にやめにくく、禁煙をスタートさせるタイミングを計るのも難しい感じでした。

タバコが酒より止めにくいタイプの人の原因

  • 特にタバコを止めた15年以上前は、まだいつでもどこでも吸えた時代だったので、夜だけの酒と違って習慣化が強かった。
  • 習慣でセットになっている物との関係を断ち切る難しさ。(酒、食後、コーヒー、運転、仕事の休憩時間など)

まあ、今ではタバコが吸える場所がかなり限定されてきているので、昔に比べたら止めやすい環境になりつつあるとは思います。
実際にタバコを吸っている友人達を見ていると、吸える場所を探したり、飲食店ではいちいち外に出て行ったり…と面倒臭そうだな~と思う事が多々ありますね。

禁煙に成功した後の酒と二日酔い

基本的にアルコール分解能力の高めな自分にとって、タバコが無くなった事で忌まわしき「二日酔い」からは、かなり解放されました。
これによって飲酒への恐怖が薄らぎ、さらに飲めるようになってきます。
また飲酒量が増えるにしたがって、アルコール耐性も増えてきて、恐ろしい事に元から人一倍飲めるのに、さらに飲めるようになってしまうのです。

そのうち、地域や仲間内では最強レベルの酒豪扱いになっていました。
ビールを散々飲んだ後にハイボールでウイスキー1本飲んだり。
日本酒の日は、調子が良ければ一升くらい飲めてしまうのです。
特に日本酒の場合は次の日が少しでも楽な様に、純米酒以上しか飲まなかったので、体だけじゃなく財布にも効きます(笑)
さすがに醸造アルコール入りを一升飲んだら翌日は気持ち悪くなりますけどね。

これだけ飲んでいると、飲み会の誘いも各方面から声が掛かる様になり、時間と金がいくらあっても足りなくなってくる気がしてました。
年齢も50歳を越しているという事もあり、このままダラダラと酒を飲んで過ごすっていう人生もどうなのか?と疑問に思った事もあり、一時的にでも良いので、断酒をしようと思った次第です。

二日酔いの関しては、タバコが絡まなくなっただけで大分緩和されます。
やっぱり「アルコール」と「ニコチン」このダブルパンチは効きますね!
次の日の朝のダメージが、純粋なアルコールからのダメージだけなので。
まあ、それでもシラフで寝たよりも遥かに大きなダメージですけどね(笑)

断酒2週間が経過すると。

断酒して2週間も過ぎると、夕方の眠気もだいぶ収まってきます。
そして段々と睡眠の質も良くなってきているのを体感できるようになってきます。
何よりも体重が断酒開始時から何もせずに5Kgも落ちたってのがかなり驚きです。

酒自体にもカロリーは結構あるのに、そこに加えて、飲むとどうしても食べてしまうって事もあり、それはもうご飯食べながらパンを食べているみたいなものなんでしょうね。
そりゃあ太るわけだ。

それに加えて水分の過剰摂取だったのかな?とも思いますね。
何と言ってもビールの他に、ハイボールや焼酎炭酸割り、またはジンソーダ割りで炭酸水を1リットル以上は必ず飲んでましたので。
で、夜中にトイレに起きる度にまた水を飲めるだけ飲むから、そりゃあ水分だけでも太りますわね。

睡眠の質が上がってくる

酒を断って2週間くらいも経ってくると、睡眠時間が長くなり、レム睡眠も増える事から、かなり夢を見るようになります。
酒を飲んでいる頃は「バタッ!」と寝て尿意で「ムクッ」と起きる様な感じで、夢なんてほとんど見たことが無かったので久しぶりの感覚です。
目覚めた時に目がショボショボするのも久しぶりです。
(しっかりと寝たな〜)とは感じるのですが、眠気がまだ残っている子供の頃の様な目覚めです。
で、そこから10分くらい経つともう全開で動けます。
ここが酒を飲んでいた頃とまるで違う部分です。

酒を飲んでいる時は、朝起きて、まず体調の確認ってのが日課になっていました。
どれくらい酒が残っているか、すんなりと動けるかどうか…などなど。
良かった〜! ヤバいと思っていたけど、思いのほか残ってないぞ!!
なんて変な理由で喜びを感じていた事も多く…。
しかし思い返しただけで、なんと不健康な生活だったのかと感じてしまいます。

そんでもって、もう起きた瞬間から小学生並みのハイテンションで一日がスタートできます。
ラジオ体操に行こうか!ってなくらいのものです。
酒を飲んでいた時の、オモリを背負った様なくそ重い体で起きて、どよ〜ん…とした気分でスタートしていた一日とは雲泥の差です。
これだけでも断酒する価値があるってもんです。
確かに断酒によって失うものもあるかもしれませんが、現段階では得られる事の方が圧倒的に気がしています。

断酒から、いよいよ1カ月が過ぎました

断酒してから意外にもあっという間に1カ月が経った気がします。
今の段階の感想としては、飲みたいという気持ちは完全にゼロではないのでしょうが、もはや数パーセントっていう感じです。
しかし、脳はお楽しみ物質が入って来なくなった事で、別の快楽物質を要求しようとしてきます。
その代表が甘い物です。
酒を飲んでいた頃はあまり食べなくならなかった甘味食材。
とは言っても酒飲みに多くいる、甘い物なんて見たくもないってタイプじゃなく、元々決して甘い物が嫌いではありませんでしたが積極的に食べていなかっただけでした。
それが、やたらと食べたくなる時があるのです。
それも衝動的に。

アイスクリームやチョコレートなどを買ってまで食べる様になったのは自分でも驚きでした。
それらをそこそこ食べても体重が減っていくのですから、酒+αのカロリーというのはよっぽどなのでしょう。

目覚めに関しては

朝の目覚めは日に日に良くなっていて、もうこのベストな状態に慣れてくると、この清々しい目覚めを奪う酒は、逆に飲みたくなくなってくるほどです。
これとのトレードオフになるのかと思うと、夜の数時間の楽しみや、場の雰囲気としての楽しむ酒は要らないな~と心底思ってきます。

体は楽だし朝もスッキリと早く起きるものですから、ますます時間が生まれます。
やっぱり時間というものは歳を取るごとにより貴重な存在になっていきますから。
特に夜なんて、色々とやりたい事をやってから時計を見るとまだ20時?みたいな事が多いです。
じゃあ、これもやろうかな?とか、体感的に一日が1.5倍~2倍くらいになった気がします。
但し、あまり趣味とか無い人には逆に辛い事になる可能性もありますが、これによって新しい事にチャレンジするというのも良い事だとは思います。

金銭面に関して

1カ月経ってみて気付くのが、お金が減らないなって事。
まあ、当然と言えば当然なのですが。
毎日、酒数種類とツマミで1,000円前後掛かっていれば単純に30,000円が浮くことになります。
そこにプラスして誘われて外に飲みに行けば、健全な居酒屋中心でも月に2回~3回で20,000円前後ですから、合計で50,000円前後の出費がある訳です。
しかも物としても記憶としても、何も残らないという悲しい出費が…。

ノミュニケーションとか言う人もいますが、翌日まで鮮明に記憶しているほどインパクトのある良い話なんてほとんど聞いた事もなく、酒の友達は「飲む時専用の友達」だったりする事も多いので、吉本新喜劇の如く、いつもの話しをいつものタイミングで皆で笑って…なんてことの繰り返しだったりします。
これに数万円というのはなかなか無駄な出費ではありますからね。
とは言ってもお付き合いを全然しない…ってな訳にもいきませんから、時々は飲み会に行っても良いかな?とは思うのですが、飲まない人が飲み会に行くとなると、飲まない本人も周りの人も、どちらも微妙に気まずい雰囲気になるんですよね、特に飲み会スタート直後とかは。

で、いつの間にか皆はベロベロになって、そこまで行くと最終的にキッチリと仕切れる人もいなく、単純に請求額を人数での割り勘になったりして。
おいおい、ソフトドリンクとツマミで6,000円かい!!とか(笑) セコイけど。
でも冷静に考えれば、家族で食事に行けたじゃん!とか思って、結局あまり参加しなくなったのです…そういえば(前回の半年間、断酒した時の回想)
しかも一緒に飲んだ人達は
「あれ?もうこんな時間?」
とか言うけれど、飲まずに付き合ったワタクシにとっては恐ろしいほどに長い時間だったぞ!…と。

そうやって、だんだんと酒抜きでも遊べる友人と会う様になってくるんですね。
それこそ趣味の釣りやゴルフ、楽器などの関係の人達。
やっぱり飲み友達は、最終的に飲み会専用の友達って事になっちゃうんですよね。

断酒1カ月を過ぎたところでの感想


断酒から1カ月経ちまして、メリットは多々ある事は書いてきましたが、デメリットが全くないのか?と言いますと、まず「やや便秘気味」になったという事でしょうか。
まあ、今になって改善されてきてはいるのですが、一時的に滅多にならない便秘になりました。

というのも、通常酒を飲むと下痢気味になるという人が多い中、ワタクシは酒を飲むと丁度良いくらいの快便だったので、飲まなくなったら単純に便秘気味になったという事なのでしょう。

水分不足かと言われると、酒の代わりに元々好きだった炭酸水にポッカレモンを入れて結構飲んでいたので決して水分不足という訳ではないと思います。
やはりアルコールには若干腹を緩くする作用があるのでしょう。

酒の代わりに飲んでいるもの

基本的には先ほども書いたとおり「炭酸水+ポッカレモン」がベースです。
元々炭酸水が好きなので、1リットルくらいは平気で飲めます。
これだけ飲めてしまうのは正直自分でも驚きでした。
炭酸が入っていない飲み物は流石にこれだけ飲むことはできないので、炭酸の力って凄いなと思ってます。

時折ノンアルコールビールやノンアルコールハイボールなども飲んでみましたが、何とも中途半端な感じはしました。
普段から酒を飲んでいる人が、今日は車だからとか、明日早いからだとかいう理由での代替品として飲むのなら良いのでしょうが、そもそも普段から飲んでないのだから敢えて飲む必要もないのかな?とか思っています。
本物のビールまでではないですが、それなりに値段もしますし、その金額を払って決して美味しい訳でもない物を飲むのも微妙な気分です。

それでも2回くらいは気分転換というか、ずっとレモン炭酸水からの味を変えるという意味で飲んでましたが、その度に買わなければ良かったと後悔していたので、今後は恐らく飲まない気がしてます。
とは言っても、時々好奇心で買っちゃうのかもしれませんが…。

今回までは断酒による体調を中心に書いてきましたが

まだ1カ月超とは言え、体調の変化はかなりあったので色々と書いてきましたが、次回あたりからは断酒による精神的な部分、趣味、交友関係などの変化についても書いていこうと思っています。
交友関係の変化などは、本当はもっと長いスパンでなければ見えてこない部分も多々あると思うので、若干時期早々なのでその都度少しずつ思った事を書いていこうかな?と。

なにせ毎日体が軽くてすこぶる調子良い上に、時間も確実に1.5倍に増えた気がしているのでスケジュールに追われる感じも減ってきて、精神的にも楽になっているので数年振りにヤル気がみなぎっている気がしています。
断酒初期の頃は、時々フラッシュバック的にここで飲めたら良いんだろうけどな~とか、ふと頭をよぎる事もありましたが、結局朝起きた時には断酒して良かったと毎日思いますので、今のところは断酒に関して少しも後悔している事はありませんね。

断酒に伴う交友関係の変化

断酒してから2カ月経ちました。
軽くSNS等では告知しましたが、そこで繋がっていない人はワタクシが断酒をした事を知らない御仁もまだ沢山います。

たった2カ月とは言え、何だかんだ言って交友関係は一気に萎んだ感じがします。
その一番の理由は「飲み友達」と会わなくなったからです。
実際に酒をやめてみると「酒」を絡めずに純粋に会う友人って、本当に限られてくるんだなあと思わされます。
同じ趣味を持つ友人、または元々酒が飲めない友人とかになってくるでしょうか。

酒をやめたと知ると、相手側としても誘いにくい存在になるのでしょう。
もし逆の立場で、自分が酒を飲んでいて、友人が酒をやめたと聞いたら、その友人を酒の場に誘うのは抵抗がありますものね。

それでも今までゴルフ仲間の友人達とのゴルフの後の夜の打ち上げには誘われたので行きましたね。
ええ、全然飲まなくても平気なものです。
まあこれまでも、一般的な普通の量を飲んでるうちは、いくら酒を飲んではいると言ってもほぼシラフと同じでしたので、その頃と何も変わらないちゃあ変わらないんですけどね。

交友関係の断捨離

「何故、また断酒したの?」
と聞かれる事も多いですが、自分でも特に明確な理由というものを持っている訳ではありません。
このまま毎晩酒を飲んでダラダラと年を取っていって良いのだろうか?とか、そろそろ無駄に浪費していく「時間」と「お金」をどうにかせねば…という気持ちは常にありましたが、中でも大きな理由の一つとして「交友関係の断捨離」をしてみようという気持ちがあったのは間違いないと思っています。
別に誰かと大きなトラブルとかがあった訳ではありませんが、

  • 「酒の場」でしか会わない関係。
  • 過去、一緒に飲む以外、そこからお互いに何の進歩も発展もしなかった関係。
  • 結局、酒さえ飲めていればそれでいいと考えている人達との関係。

この様な関係性の人達と、今後ずっと月に数日の数時間という時間をたわいの無い話しで過ごし、たとえ健全な居酒屋での飲み会であっても数千円~一万円ほどのお金を使い続ける価値が、今後の人生において何かにプラスに作用する事ってあるのだろうか?
ましてや、これにスナックやキャバクラ好きな人が絡んだりすると、そこからさらに数時間と一万円以上のお金が消えていくという現実。
年に数回なら付き合いという事で割り切れるけれども、それが月に1回が2回になり、下手すると週に1回とかのペースになってくると話しは大分変わってきます。

仮に一回5時間としても、週に1回ペースで20時間。
金額にして合計3~4万円。
8時間労働に換算すると、1カ月で「2日半」分の仕事時間に匹敵する時間を、ただ酒を飲んでるだけって凄いな…と思った訳です。
中でも何が一番凄いかと言うと、それだけの時間を掛けて、結果として何も残っていないというか、逆に時間だけではなく、お金と体力と健康までが一緒に減っているという事実。
ここに宅飲み分とつまみ代を加えたら、月にいくら酒にお金と時間を使っているんだ?と改めて思った訳です。

普通は時間とお金を掛けた分、物だったり知識だったり、または喜びや満足度が残ったり増えたりというのが当然な筈です。
まあ多少は酒を飲むことで、脳の喜びと満足度は一時的に満たされるとしても、それでも一番満足度マックスなのは最初の1杯で、その後に数時間も飲んでいると、惰性だったり、下手すりゃ注がれたから仕方なく飲んでるってなもので、決して最後まで美味しいと思って飲んでいる訳ではない筈です。

自分一人でなら酒を飲まないでやり過ごせたとしても、一旦飲みに誘われて出てしまえば飲まざるを得ない状況になります。
相手が飲みたいタイミングで誘われ、飲まなくても良いかな?と思っている自分が家から出て行って付き合いで飲むというのは、相手の人生のひと時の喜びの為に自分の人生の時間を使っているんだよなあ…と思った訳です。
つまり相手の人生に付き合って生きている…と。
しかも、数年来いっしょに飲んでいて、この定期的な飲み会から何か大きなインスピレーションをもらったとか、初めて知った知識などを得た事が殆どないという事実を自分自身が知っているので、毎回とりあえず来てはみたものの、これって一体何の時間なんだろう?と自問自答する事が多くなってきていました。

それでも多少なりとも場が楽しかったりすれば、まあ仕方ないか…とか、そこそこ面白かったから良いか…とか自分に言い聞かせたりしていましたが、面子によって組み合わせが悪かったり、酒癖の悪い人が加わったり、またまた酒癖の悪い他の客がたまたま居合わせたりとかで、面白くも何とも無いどころか、不愉快な思いをした上にお金払って帰ってくる事になるのですからたまったもんじゃありません。
そしてまた、面白くなかった飲み会の次の日の調子はと言うと、すこぶる悪いんですよね…これが。

飲ミュニケーション?

「飲ミュニケーションだよ!!」
とか言う人も結構な数います。
30数年におよび酒を飲んできたワタクシの見解としても
「確かに初めて会う人達が打ち解けるためには、一緒に酒を飲むのが良い場合もある。」
とは思っています。特に初見で社交的に振る舞うのが苦手な日本人にとって酒という物は良いツールでしょう。

しかし、その後からはトラブル、仲たがい、嫌われる人が出る…等の問題勃発。
これらの問題発生の方が、初見から打ち解けて仲良くなるケースより、数倍、いや数十倍あったように思っています。
幸か不幸か、人よりはるかに酒に強かったお陰で、こういった状況をほぼシラフに毛が生えた状態で冷静に見てきました。
「酒さえ飲まなければ良い人なのに…。」
「酒を飲んだ時がその人の本性なんだ。」
などと言われますし、実際に酒を一定数飲むと豹変する人もたくさん見てきました。
けれど人間は理性の生き物ですから、理性で抑えられている状態が人間としての真の姿なのです。
なにも酒で無理矢理に本性をさらけ出させられて、それによって人間性を判断される必要もないでしょう。
飲まなければ一生良い人として認識され続けるという事ですから。

確かにベロベロになるまで飲んでても、ただ酔っぱらっているだけで全然面倒くさくなったりせず、ずっと温厚だったりする人を見ると、根っから優しい人なんだろうなあ…とは思ったりしますから、酒はマンウォッチングする際の判断材料にし易いという事はありますけどね。
ま、優しいままではあるのは良いけれど、酔っ払い過ぎてトイレで床に小便撒き散らしたりして別の意味では面倒だったりもしますけど(笑)

結局のところ、過去の自分を含めて酒に支配されている人は年がら年中「今晩、酒を飲むこと」しか考えていない訳です。
何かイベントがあっても、その打ち上げと称して酒を飲むという事後イベントがセットになっています。
一見、立派なボランティア活動にも見える地元のイベントや祭り、または町内会活動も、その後の打ち上げでの酒が原動力になっているってケースも多かったですね。
その為に、その活動自体を美化して、表向きはいかにも地元の為なんだ!という大義名分を前面に打ち出して語りますが、その根底には終了後に酒を飲めるってのが見え隠れするという感じが何とも…。

これまで、恐らくクルマとか中古住宅が買えるくらいの金額と膨大な時間を酒を飲むことに費やしてきたワタクシですが、それに見合った何かが残っているか?と問われたら
「全っっっっっ然!! 何も残っていない!!」
と即答できるワタクシがここにいます(笑)

きちんと飲酒をコントロールできれば良いだけではありますが

本来であれば飲んでも自分の意思で量を調整できたりすればベストなのでしょうが、そうは問屋が卸さないのが酒であり飲み会です。

そうなると一気に止めてしまった方が良いという選択になってしまうのが悩ましいところですね。
本当ならばそのまま断酒してしまうのがベストではあるのですが、なかなか仕事上の付き合いや、飲み仲間だけではない、酒を飲む趣味仲間とのコミュニケーションも大切になってくるので、その辺りが難しい選択になります。

普段は飲まないけど、必要な時だけは飲む。
ここさえコントロールができれば、健康とコミュニケーションの両立が可能なのですが、もしかするとこれは一切やめるよりも精神力が必要になるかもしれません。

ここまで書いてきた事を参考にして頂いて、ご自身の今後の酒との付き合い方を考えてもらえたら幸いです。

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