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バスブームの真っ只中。周りの友人達もやり始める。

バス釣り物語
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バスブームが到来し、それまで釣りをしなかった人達もバス釣りを始める。

一気に広がったバスブームに乗り、それまで釣りをしていなかった周りの友人達もバス釣りをやり始めました。

ベイトリールの扱い方やラインの結束方法、各ルアーの操作方法などを手ほどきしながら、ライギョ釣り時代に仲間がドンドン増えていった頃を思い出して懐かしくもあり、嬉しくもありました。

まあ、最終的には、その殆どがライギョ釣りの時の様に止めて行く事になるのですが…。
ライギョ釣りの時は、あまりにも釣れない事、そして受験が近くなってきた事などが釣りから離れる理由でしたが、バスに関してはブームの終焉と共に一緒に消えていった感じで、元々好きでやっているのでなければ、なかなか続かないよな…とも改めて思わされましたね。

バスに転向しても結局最後まで残ったのは、やはりライギョ釣り時代の濃いメンツだけでした。

趣味とは言え…。いや趣味だからこそ真剣にやるべきだとも思いますが。

バスブームに乗って始めた友人達の多くは、基本週末に少しだけ釣りをして、釣れなかったからと反省会の名の下に、その後の飲み会を楽しんでいました。

まあ、バス釣り自体は、基本的に飲み会の前の軽いイベントってな感じです。
夕まづめを前に、飲み会に行く為にタックルを片付け始める友人たちの姿に、当時は純粋に「今から釣れる時間なのに?何故?」とか思っていましたが、今になって思い返してみると単に釣りに対する熱量の違いだったのだと思います。

飲み会の時には、皆「このルアーは…。」だとか「このラインが…。」など熱く話しているので、てっきり真剣に取り組んでいるものだとばかり思っていました。

その頃、自分の中では船舶免許を取って、ボートを買い、トーナメントに出てみたいという気持ちが大きくなってきていました。
陸からの釣りでも、年間で相当な数のバスをキャッチできる様になっていて、バスフィッシングへの理解も徐々に深まりはじめ、少しずつ自信が付いてきた時期でもあったからです。
今の技術でどこまでやれるのだろう?
上手い人達と同条件で戦ってみたい…と。

ボートでのバスフィッシングをイメージしては、葦原の沖側を攻めるとどうなのだろう?とか、ブレイクをダウンヒルで攻めるとどうなのだだろう?とか、陸っぱりではできない事をやってみたくて仕方がない日々でした。

4級船舶免許を取得して、ついにアルミボートを購入する。

そして遂に、4級船舶免許を取得して、アルミボートを購入しました。
驚いたのは、一緒にやっていた数名の友人達も一緒に免許を取得してボートを購入した事でした。

後日談として、自分は完全なるトーナメント志向でのボート購入でしたが、友人達は陸っぱりであまり釣れないので、ボートならもっと釣れるのではないか?という思いで購入した様でした。

まあ、理由はどうあれ皆でボートで釣りに行けたら楽しいと思い喜びを感じてはいました。
しかし、そこには意外な落とし穴があったのです。
陸っぱりで散々釣りまくっていたワタクシにとって、ボートで沖からどこでも攻める事ができる環境は夢のようでしたが、陸っぱりできちんと基本をマスターしていなかった友人達にとっては、ボートでのバス釣りは、陸と違ってかなり揺れる上に、その揺れる状況でボートをコントロールしながら釣らなければならない事で、陸っぱりよりもさらに釣果が下がっていったのです。

ローカル バストーナメントにエントリー。

最初は初期刺激で釣りに来ていた友人達も、ボートの上げ下ろしや、エレキやエンジンのセッティングなど手間がかかるだけで、陸っぱり同様ほとんど釣れない事から、徐々に足が遠のき始めていました。

ボートを買った当初は、みんなでトーナメントに出る!と意気込んでいたものの、周りの友人たちは段々と意気消沈してフェードアウトしていきました。
それでもワタクシのトーナメントに出たいという思いは強くなる一方で、休みの度に、日の出から日の入りまで一人でフィールドに通っては黙々と練習を続けていました。
そして最終確認として、友人達に「来年から自分はトーナメントに出るけど、君らはどうする?」と確認すると、自分達は出ないという回答。
初期の頃はあんなに絶対に出る!と意気込んでいたのに…とガッカリしつつも、まあブームで始めた、にわかアングラーだから所詮こんなもんだろう…と思ったのも正直な感想です。
そして、その悔しさをもエネルギー源として、ついにたった一人でトーナメントという未知なる世界へと挑戦する事になるのです。

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