花業界への転職。花業界に向いている人、不向きな人。

これから花屋や花業界へと転職を考えている方へ向けた記事です。
就職や転職の指標にして頂ければと思います。

目次

花業界は、基本的に肉体労働の部類に属するという事を知っておいて下さい。

完全なる事務員を除けば、花業界のスタッフの基本業務は肉体労働がメインとなります。
菊などであれば通常ロットが「100本」や「160本」入りの箱になるので、一箱だけでもかなりの重量になります。
それがどれほどの重さかと言うと、非力な男性なら160本ロットの菊の箱を二箱持つのが難しいくらいの重量です。

また尺鉢と呼ばれる直径30㎝の鉢に植えられた観葉植物などもかなりの重量になります。
ただ持つだけでも重いのですが、車に積み込む時などは、葉の部分を破損しないように斜めにキープしながら積み込みをしなければならない場合も多いです。
この2m前後のテコの掛かった状態で、破損しない様に神経を使いながら車に積み込むのは、なかなかの重労働になります。
また陶器に入った観葉植物などは、女性しかスタッフのいないショップでは、取り扱いすら不可能なのでは?というほどの重量です。

それから、業務中はずっと立っている事が多い仕事です。
デスクワーク中心の仕事から転職したばかりであれば、一日中立っているだけでも慣れるまではかなりの疲労感を感じる事になるでしょう。

荷下ろし作業などでは体力を使い、制作時には細かい手作業などという、相反する作業を要求されます。

朝が苦手な夜型人間には不向きな仕事です。

花屋への勤務であれば、その店の開店時間などによっては、それほど早起きが必要にならないケースもありますが、同じ花卉業界でも市場関連であれば基本的に早起きが必要になります。
なので、あまりにも酒や飲み会、または夜更かし型の趣味などが好きな人には向かない職業とも言えます。

その代わりに、市場は基本的に早めに業務が終わるので、夕方から夜までには時間が作れる仕事でもあります。
最近では少なくなりましたが、一昔まえであればサーファーなどが市場に勤務するケースも多かったですね。
ウェットスーツとサーフボードを車に積んで出勤して、帰りにそのまま海に直行して波乗りをしてから帰宅するなどという人も結構いました。

毎日、朝の3時や4時起きがデフォルトになるので、ある意味慣れてしまうと健康的とも言えますが、どうしても朝が苦手な人には不向きな職業と言えます。

花業界への就職に向いている人。

それではどんな方が花業界での仕事に向いているのでしょうか?

作品を作り出す事に喜びを感じる方。

これは花屋での勤務の話しになりますが、お客様からデザインや用途の要望を聞いて、それをイメージして制作する事に喜びを感じる方は花屋での勤務に向いています。
こんなタイプの方は、お客様より喜びの言葉などをもらうと仕事によりやる気が生まれます。

またアーティスト気質で、コンテストなどに出品してみたい方などもここに含まれます。
これらの絶対条件として「花が好き」という事は必要になってきます。
どうしても年収などを他業種と比較した場合に、多少なりとも分が悪いという事があるので、その点をやり甲斐と相殺する事でモチベーションがキープできます。

植物そのものに興味のある方。

植物そのものに魅力を感じるタイプの方も、当然の事ながら花業界での勤務に向いています。
季節の移り変わりで変化していく品種や色など、花だけではなく木(枝物)や葉(グリーン)の種類などを専門的に知る事で自然を感じる事ができます。

実際に花屋に並ばない品種まで含めると、世の中には物凄い数の品種が存在しますので、植物に興味のある方にしてみれば一生涯楽しめる仕事とも言えます。
「さかなクン」の様に「おはなチャン」みたいな学者肌の存在にもなれます。

植物の事なら、この人に聞けば何でも知ってるという存在も業界では重宝されるでしょう。

まだ学生などであれば、一度花屋でアルバイトしてみるのが一番良いと思います。

花屋という職業は、忙しい時期(繁忙期)と暇な時期(閑散期)のギャップが激しい職業なので、忙しい時期にはアルバイトが欲しくなります。

もし大学一年生などであれば、数年間アルバイトが可能になりますので、花屋側としても少しでも作業に慣れたアルバイトは非常に重宝する存在になります。

なので、在学中に数年間同じ花屋にアルバイトをすると、時給など多少は色を付けてもらえる可能性があります。

そこで

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