色々なスイングを取り入れてみましたが、個人的に最終的にはこれ一択になりました。
先ずは大前提として「モー・ノーマン」のスイングである「ハンマー打法」が一番正解に近いとワタクシ自身は思っております。
つまりゴルフスイングを安定させたいのであればダウンスイングに入ってからは右手がずっと左手よりも下にキープされるスイングを目指します。
腕に関しては左右とも右に捩じられてロックされます。
そしてクラブヘッドは飛球線と反対方向に倒れて、このままバックフェースでボールを打つのか?という感じで正しい動きとなります。

ゴルフ豆辞典さんのサイトの「モー・ノーマン」の写真です。↓

カナダ出身のプロゴルファー「モー・ノーマン」。
もう亡くなられていますが、パイプライン・モーとも呼ばれ、タイガーウッズも絶賛していた人物です。
当時、それほどまでにボールを曲げずに打っていたという事が分かります。
逸話として、240ヤード先にクリークがあるコースで、他のプロ達が手前に落とす為にフェアウェイウッドなどでティーショットをしている中、そのクリークに架かっている橋を狙って見事にクリークを越えた話しや、練習で1,500球ほどドライバーを打ち、そのボールが全て30ヤード内に収まっていた話しなどが残っています。
壁をハンマーで叩く様なスタイルで、手や腕を一切返さないフォームが特徴です。
ワタクシ自身もずっとこのフォームを追求してきました。
最近のツアープロでは「ブライソン・デシャンボー」が一番スタイル的に近いと思います。
つまりスイング中にクラブから手を離したと仮定したら、どのポジションからでもクラブは後ろ側に倒れて落ちるという形です。
とにかく目指すのは、スイング中ずっと「右手と右腕」は「左手と左腕」よりも下にあり続ける事です。
フィニッシュ付近では入れ替わりますが、インパクトからフォローまではずっと「右手・右腕は、左手・左腕より下」のままになります。
このままで、体は飛球性方向ではなく左サイドに向かって開く様に振り抜いていきます。
体を開く事でクラブの通り道ができて、ヘッドがスムーズに抜けていきます。
後は左に振り切った勢いで腕が前方に伸ばされ、そのままヘッドが返ってフィニッシュ。
グリップを左方向に振り切っているので、最後は跳ね上がったシャフトをくぐる様な形のフィニッシュになります。
ノーマンはくぐったシャフトが左肩に当たり、その反動で釣りのキャストの様に前に向かってヘッドを振り出す様なフィニッシュになります。
色々なスイングを試してきましたが、このモー・ノーマンのスタイルが一番再現性が高いです。
この右手がずっと下にあり、クラブヘッドもずっと手の下にあるイメージになる事で、ヘッドの位置が分かりやすく、コントロールが容易になります。
ゴルフの一番難しい部分は、ヘッドが手よりも高くなった場合のヘッドの位置の把握と挙動の制御になります。
バットやラケットの様に、持っているグリップの延長線上に芯がある道具ではないので、一旦視界から外れると一体どうなっているのかが分かりにくいのです。
このスイングの利点として、クラブヘッドが視界から消える瞬間が非常に短い事が挙げられます。
ハーフショットであればずっと見えているくらいですし、腕や手首というパーツがロックされている事で、ヘッドの位置が把握し易く、それによってヘッドの軌道も安定します。
これまで、有料のもの無料のものを含めて色んなスイングを試してきましたが、再現性と結果が一番良いのがこのスタイルだと個人的には断言できます。






