勇気のいる決断ではありましたが、一度の人生を後悔しないために
これまでずっと同じ仕事(家族経営をベースとした会社)を35年以上続けてきました。
前代表が亡くなってからは経営者として20年社長業をしてきました。
まあ昔からある殆どの業界にも言える事ではありますが、大きな流れで見ればピークは過ぎているのは確実な業界ではありましたが、それでも続けていれば食べていく事は十分に可能でしたし、普段から特別贅沢もしていなかった事から業績も悪くは無く、常に黒字経営でもありました。
それでも廃業してやめる選択をしました。
まず一番の理由は、自分自身が本当にやりたい仕事ではなかったからです。
それは仕事をしている時はプロ意識を持って、確実に業務をこなしてきました。
だからこそ業績は悪くなかったとも言えます。
しかしこれまでの自分の人生を振り返った時に、いつの時でも常に会社の為に生きている感じでしたし、しっかりとした休みも無く、その上できるだけ出費を抑えて節制し続けるという厳しい生活を自分の子供たちに引き継ぎたくなかったという事もあります。
「仕事が趣味だから休みなんていらない!」
という根っからの仕事人間の方も中にいますが、自分はそんな人生は嫌でした。
「また、仕事して夜に酒を飲めればいい。」
というタイプも多いですが、酒よりも好きな趣味がある自分としては、それも手放しで受け入れられない事でした。
また、どうしても地元密着で仕事をしていると、商工会をはじめ地元の色々なコミュニティに付き合いで属さなければならない事もあり、ただでさえ忙しい仕事に加え、そのようなコミュニティへの参加、そして子供達3人全員がスポーツをしていた事から子供の頃からの送迎や応援などなど、もう40年近く自分の時間はゼロと言える生活でしたから、このまま年老いて人生終わってしまうのか?という焦りもありました。
そして話し合いをした結果、子供たちはそれぞれ就職をして、自分自身はこれからの人生を構築し直す一年間の充電期間に入りました。
仕事から離れてみて「日常生活ってこんなにゆとりがあるんだ!」と感じました。
これまで本当に心から休めるのは正月の2日間くらいという性活を何十年も続けてきたので、毎日がこんなに充実しているなんて思ってもみませんでした。
もしかすると趣味などが全く無い人であれば、この仕事の無い生活は退屈過ぎて苦痛なくらいなのかもしれません。
しかし私としては、楽器、読書、ゴルフ、釣り、などの趣味の他に、猫と遊ぶ時間もありますから、もう充実し過ぎていて毎日が楽しくて仕方がありません。
逆にこれでも一日の時間が足りないと感じるくらいだったりします。
まあ、このまったりとした生活ができる大前提として「ローンや借金が一切無い」という事と、それまでひたすら節制した生活を送ってきた事で、できるだけ散財せずに貯蓄し、他にも株やインデックスなどに投資もしてきたという事があげられます。
なので月々の支払いに追われる事もない為、多少精神的にも楽ではあります。
それと言うのも、これまでずっと節制した生活してきた事の恩恵だとも思っています。
このまま年金生活に入っても良いくらいではありますが、いくら取り崩しながらでも生活できるとは言え、資産がただ減っていく事は決して気持ちの良いものでもないので、その間に何か稼げる術は無いものか?と模索中という訳です。
充電期間中に焦らずにゆっくりと考えていこうと思っています。